看護師の「求人」
ただ今就活中ですが、どこの求人広告を見ても看護師の求人と介護人の求人が一番多く、目につきます。それほど人手が足りないのかなあと、羨ましいような大変さが身にしみるような複雑です。
今はどこも医療関係の人手不足で各病院も頭を悩まし、看護師をいかに病院にとどめておくかの方法にいろいろ手を尽くしています。
結婚や出産で一時期職を離れた人への復帰セミナーの実施、子育て中の看護師さんをヘルプするための院内託児所や保育所の開設。
募集の最新の情報をネットで流し、1人でも多くの看護師さんを獲得する手立てを考え実行していますが、それでも思った人数が揃わず引き続いての募集をかけ、仕事の素晴らしさを再認識してもらえるよう様々な取り組みをしています。
募集サイトに掲載する求人の表題も少し以前より工夫した言い方になりました。「年間休日120日以上、寮・保育所完備、教育制度も充実」とか「プリセプター制度あり、院内保育所あり、働く環境はアットホームなので、安心して・・・」「24時間託児所・寮完備、地域密着型病院、中途の指導もいたします」「家庭と仕事を両立させたいなら、福利厚生充実の・・・へ」などなど、どこも考えに考えた文章にしています。
そしてまた別の問題もあります。看護師不足の深刻な状況が長く続き、看護学校自体も定員を増員したり、新しい看護学校を新設しており看護大学だけでも10校が看護学科を新設、今後においてもたくさんの看護師の養成が行われようとしています。
しかし急速に増員された看護学生に対し、教育機関の体制は追いつかず需要の増えた看護教員の現場では指導者不足という別の問題が発生しているのも現実です。
そして一般の看護師の募集は求人サイトや転職サイトを利用した就職活動が行われていますが、看護教員求人については、縁故採用が主流です。限定された特殊な職業のため専門の求人サービスや求人サイトなどがなく、どうして探せばいいのかが分からい人達が多いために起きている問題です。